【特別企画】 トラフィックエクスチェンジを作ってみよう! > 0、はじめに

トラフィックエクスチェンジなんて簡単に作れる

もともとの原理がシンプルですから作るのもそんなに難しくありません。 ある程度Web関連の技術に詳しい人なら現物を一瞬見ただけで内部の仕組みまで大体わかってしまうんじゃないでしょうか?  もちろん「1つのウェブサイト」として完成度を高めて一般公開し安定した運営をするのはそれなりに大変ですが、 それはまた別の話。仕組み自体は簡単です。初歩的な技術の組み合わせだけでシステムを実現することができます。

ところでトラフィックエクスチェンジって何?

このページを見てる人ならよくご存知かもしれませんね。 よくご存知ではなくても、自分でウェブサイトやブログを持っていて、 「どうしたらもっと訪問者を増やせるだろう?」と対策を考えたことがある人なら 一度はその名前を聞いたことがあるのではないかと思います。

で、結局「トラフィックエクスチェンジ」とは何なのか?
一言で言うと「宣伝したい人同士でお互いのページを見よう」というWebサービスのことです。 はい、シンプルですね。
シンプルなのですが、誤解も多いようです。
なぜなのか?
射幸心を煽るような派手な言葉で喧伝されがちだからです。
「楽して大量アクセスアップ!」だとか「ダウン獲得で寝ててもポイント大量ゲット!」だとか、 そういう脂ぎったキャッチフレーズをどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?  「ポイントの換金」ということが大きく謳われることもあり、そうなるとサービスの主旨さえ混乱してきます。 (そういうサービス自体が悪いと言うつもりはないんですけどね)

やがてトラ(長いので以下略)というものが「なんかよくわからんが "うまい話" らしいぞ?」ということになってしまい、 「うまい話大好きだぜヒャッハー!」という人々と「うまい話なんてあるわけないじゃん。ケッ」という人々に分裂する。 結局トラ(以下略)というものが「実際のところ何なのか?」が誤解されたまま宙吊りになってしまう。

これではイカン!

何がイカンかと言うと、「お互いに見よう」という考え方自体が悪いわけではないからです。 悪いどころか、なかなか現実的でいいアイディアじゃないですか?
アイディアはいい。
これ自体は別に「うまい話」でも何でもありません。現実的な提案の1つです。 しかしそれをトラ以下略がよくやるように「楽して大量アップップぅ!」などという方向に持っていってしまうと 中身のないものになってしまう。 つまり、どうやら「トラフィックエクスチェンジ」というツールではそのアイディアはうまく実現できないみたいだぞ! ってことです。
じゃあどうしたらいいんだろう?

自分で作ってみればよくわかる

冒頭で述べたようにトラフィックエクスチェンジ自体は簡単に作れます。 見ただけでわかるほどの猛者ではなくても、あなただって自分のブログやウェブサイトを作るほどの実力者。 ちょっとしたガイドさえあれば自分で仕組みが理解できるようになることでしょう。

自分で作ることでその「正体」がよくわかるはずです。 「トラフィックエクスチェンジとは……」という言葉での説明よりも、自分で作ればその実体が肌で実感できるというもの。 百聞は一見にしかず。万聞は一作にしかず。 怪しげなキャッチフレーズにはもう惑わされない。 「うまい話なんてねぇんだよオラオラァ!」などというのも怪しげなキャッチフレーズへの反動に過ぎません。 そういう発想からも距離を置いて、客観的にシステム自体を理解できるようになることでしょう。

客観的にシステム自体を理解できたら、次にすることは何だろう?  「派手なキャッチフレーズで愚民どもをチョロまかして大儲けだぜヒャッハー!」でしょうか? うーん。 でもこうして作り方が万人に紹介されちゃってるわけですから、 そういう小狡い企みはあんまり成立しないんじゃないですか? しなくなるといいなぁ。 そうではなく、ちゃんと役に立つシステムにするにはどうすればいいか? という工夫を考えてくれるといいなぁ、 というのがこの記事の目的です。

が、記事の目的はさておき、何かを作るのって楽しいですからね。 ともかく楽しんでもらえれば幸いです。

対象となる人(スキルの度合い)

現物を見ただけでわかってしまうような猛者さんにはさらなる強敵を求めて旅にでも出てもらうとして、 今回対象とするのは大体次のような感じのお友達です。

・ブログぐらいは持ったことがある
・タグを使ってみたことがある(少なくともそういうものの存在は知っている)

レンタルのブログでも充分ですが、サーバーにアップロードしたことがあればなお可です。WordPressとか。

今回作るのはどんなものか?(必要な動作環境)

できるだけ何の工夫もない典型的なものにします。
画面がフレームで上下に分けられていて、下にはユーザーのページ、上にはタイマー。 タイマーの数字がゼロになるとオートで(うわぁ)下に表示されるページが切り替わる。そのたびにポイントが発生する。 まさにコテコテの「トラフィックエクスチェンジぃ!」です。

事前のID登録は不要なタイプのものにします。
URLを入力してサーフを開始し、そのURLに対して直接ポイントがつく、という仕様です。 なぜかと言うと、ID登録制にすると登録をするための入力フォームやメール送信やユーザー情報の管理といった トラフィックエクスチェンジ自体の本体以外の機能をいくつも用意しなければならなくなるからです。 基本がわかれば後で機能を拡張してID登録制にするのも難しいことではありません。 今回はそこまでは触れませんが、やってみたい人は挑戦してみてください。 (ちなみにID登録制の方がシステムとして高級っぽく見えるかもしれませんが、ユーザーにとってその方が便利とは必ずしも言えない、とは言っておきます)

というわけで使用するのは:

・HTML(フレーム用)
・JavaScript(タイマー用)
・PHP(サーバー側でのポイント管理用)

大体そんなところです。
あ、スタイルシートも少し使うんだった。使うと言ってもフレームのサイズ設定だけですけどね。 デザイン的なことは無視です。センスのあるお友達はがんばってみてね。
JavaScript と PHP の知識はなくても大丈夫です。そんなに難しい使い方はしません。

PHPを使うということで、動作させるにはApacheのようなWebサーバーが必要です。
インストールとセッティングは初めてのお友達にはちょっとだけ面倒かもしれません。 記事中では触れませんが、ネットで探すとわかりやすく解説してくれているサイトがいくつも見つかるはずですからがんばってください。 レンタルサーバーを使ってるならそれを利用する方が楽かもしれません。今どきのレンタルサーバーならPHPぐらいは使えるでしょう。 (ちなみにWordPressを使ってるならPHPも使えるはずですよー。あれPHPで作られてますからね)

SQLというかデータベースは使いません。
それ自体でセッティングが必要になるし、スキル面でのハードルも少し上がってしまいますからね。 そういうのはApacheだけでお腹一杯なのではないでしょうか。なので今回は使わずに済ませます。
ただ、使える環境があるなら使った方が結局は楽だったりはします。今回は触れませんが、元気が余ってるお友達は挑戦してみるとよいですよ。

なお、今回の目的はあくまでも作ってみることでトラフィックエクスチェンジの仕組みを体感することです。 掲載しているソースコードだけでは実際に一般公開して運用することに耐えうるような堅牢なWebアプリケーションにはなりません。 (っていうか「トラフィックエクスチェンジ」なんか公開しないで欲しいですけどね……)

では、次のページから実際に作っていきます。お楽しみに〜。

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